2019年7月1日月曜日

土方歳三の刀を展示!土方歳三函館記念館


土方歳三と言えば新撰組の中でもトップクラスの人気を誇り、時代劇でも常に2枚目の俳優が演じている。

当時も高身長でイケメンだったと言われているが、その表面とは裏腹に〝鬼の副長〟として恐れられていた。

今回はそんな〝鬼の副長〟土方歳三が愛した2本の名刀を紹介したい。


土方歳三の愛刀「和泉守兼定」


和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)は、日本刀と日本刀の刀工の名称である。

一番有名なのは室町時代に美濃国関(現在の岐阜県関市)で活動した和泉守兼定(之定)。

同名の刀工は江戸時代末期にも存在し、会津藩で活動した和泉守兼定(会津兼定)も有名である。

土方の愛刀である「和泉守兼定」はこの会津の名刀匠である兼定から譲り受けたものだと言われている。

土方歳三は寸違いの兼定を複数所有していたと考えられているが、現存し展示されているのは土方歳三函館記念館にあるこちらの「和泉守兼定」のみである。

脇差、「堀川国広」


土方歳三が愛刀の「和泉守兼定」と同様に愛用していたのが「堀川国広(ほりかわくにひろ)」という脇差である。

この堀川国広は江戸時代の山城国(現在の京都府南部)の刀匠である。

堀川国広作の刀は幕末においても非常に高値で取引されたと言われており、大名クラスでさえ手に入れるのは難しかった。

そのため一部では土方歳三が所有していたのは贋作ではないかという話もある。

土方歳三が箱館戦争で戦死した後、その行方が分からなかったこともあって真意の程は定かではないが、新撰組や土方歳三を題材とする作品の中ではこれが土方歳三の愛用した脇差、堀川国広だと語り継がれている。



「和泉守兼定」と「堀川国広」実際に見るには?


現在、土方が愛用した2本の名刀をはじめ、幕末期の資料が数多く展示されているのが北海道の函館にある「土方歳三函館記念館」である。

函館駅と函館空港の中間あたりに位置し、どちらからでも車で10分ほど、バスでも15分ほどで行く事が出来る。

この記念館は「土方・啄木浪漫館」とも呼ばれ、1階が土方歳三に関する資料館、2階が石川啄木に関する資料が展示されている。

館内には土方歳三オリジナルグッズも販売されておりお土産や記念品を購入することも可能だ。

「哀愁テーマパーク」を訪れて幕末にタイムスリップしてみてはいかがだろうか?


土方歳三函館記念館の詳細


住所:〒040-0022 北海道函館市日乃出町25-4
電話番号:0138-56-2801
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
料金:大人800円、中高生600円、小学生500円
駐車場:あり(15台)

バスだと函館駅から約15分。
「啄木小公園」バス停で下車、徒歩1分。
降りたら目の前に記念館が見える。


まとめ




最近はオンラインゲームの「刀剣乱舞」が流行ったこともあり、土方歳三や新撰組ではなく、ここに展示されている名刀を目的に来る刀剣女子も増えている。

幕末へのタイムスリップから思わぬ出逢いがあるかもしれない。



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